世界の「快適」のために
いまウエノのテクノロジーができること
自主創造技術と革新的な製造技術により、「より良い商品を、より安く安定的に」お客様にお届けするために、ウエノは今日も世界に向かって大きな前進を続けています。
基幹技術
UENOプロセス
コルベ・シュミット反応は芳香族ヒドロキシカルボン酸の合成法の一つで、芳香族ヒドロキシ化合物のアルカリ金属塩に二酸化炭素を作用させてカルボキシル基を導入する反応です。
この反応が発見されて約100年後、上野隆三(先代社長)は反応機構を解明し、その知見を基に当社は芳香族ヒドロキシカルボン酸およびその誘導体の工業化に取り組みました。その結果、従来、気相/固相で行われていたコルベ・シュミット反応を気相/液相反応とすることにより、これらの化合物を連続的かつ効率的に生産することが可能となりました。これをUENOプロセスと呼び、当社における基幹技術となっています。
このUENOプロセスから生まれる主力製品には、POB®、BON6®等があり、これらは日常の生活に欠くことのできない化粧品/医薬品/食品/樹脂の添加剤、液晶ポリマーなどの原料として活用されています。
*表中の「BON6®」「POB®」をクリックするとより詳細な誘導例をダウンロードしてご覧いただけます(PDF形式書類)
コルベ・シュミット反応の可能性を追い求めて
UENOプロセスは長年のたゆまぬ研究と製造ノウハウの蓄積によって他の追随を許さない独自技術となっています。
その結果得られる製品群には、POB®、POB®のエステル類(パラベン等)に代表される化粧品、医薬品、樹脂の添加剤、並びにエンジニアリングプラスチックである液晶ポリマー(LCP)の原料などがあります。
これらは現在、市場においてお客様のニーズに応える製品として、広く御使用頂いておりますが、この成功によって私どもの挑戦が終わることはありません。
暮らしに役立つ様々な製品に、欠かすことのできない化学薬品事業部の製品群。私どもはこれらの製品を安定して供給させて頂くとともに、品質や生産性の向上を常に心がけて社会に貢献するにとどまらず、新しい商品、新しい用途を創り出すことを使命として、更に研究開発に邁進して参ります。
コルベ・シュミット反応を礎としたUENOプロセス製品群の可能性を追い求めて、私どもの挑戦は尽きることはありません。